2011年2月20日日曜日

Talkin' with TAKUMI BEPPU

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Q
友人が、何回か匠さんにサインをもらったので見覚えがあるかと思いますが、昨年、僕が撮影した写真で作った写真集です。
表紙の史之さんは、09年の鈴鹿ロードで撮影し、僕が本気で写真に取り組もうと思った切っ掛けになった写真です。
匠さんの写真は、全日本の時に撮影した写真です。
僕のそれまでの匠さんのイメージを覆す、本能むき出しの表情で、人に対する見方がとても変わった一枚です。

A
覚えています。
僕はいつも真剣に走っているつもりなんですが(笑)

Q
でも、基本ポーカーフェースでしたよね(笑)
その後、引退を表明されたのを見て、なにかこの表情も、いろいろな御決意が現れていたのかな、と想像していました。

A
そうですね。
不思議ですね。
プロトンには多くの選手がいて、高速で通過していく。
それなのに、あなたがこの瞬間を捕らえたというのは、とても不思議な気持ちになります。
縁、みたいなモノがあるんでしょうね。

Q
そうですね。
ロードの写真は、基本狙って撮影出来るものではないと思っています。
どのように優れた技能を持つプロでも、やはり最後は縁(運)に左右される。
縁がなかったら、僕も、多くの人も、あなたのその時の気持ちを知らなかったかもしれないですね。

A
本当に。

Q
以前、匠さんが、Twitterで、
「現役の時は、自分を追い込むジョギングしか出来なかった。引退してから、やっとゆっくり走る事が出来た」
とTweetされていたのがとても印象的でした。
現役は退かれたけど、自分を見つめる幅が出来たという事なのかもしれないですね。

A
ええ。
現役の時は、がむしゃらに追い込んでばかりで、あの感覚はとても新鮮でした。
ゆっくり走るなんて考えた事もなかったんですが(笑)
良い事なんだと思います。

Q
切っ掛けになったお二人に写真をお渡しできて本当によかった。
これからもご活躍を。

A
ありがとうございます。


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20-Feb.-2011

伏見/名古屋
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