2012年5月24日木曜日

But for struggles, Life would have no meaning.


そもそも自転車レースのなににそれほど惹かれたんだろう?

寝る前にヨガで呼吸を整える時に、ぼんやり考えていた。
言葉で思い浮かべるのではなく、頭の中にある漠然としたイメージを手繰り寄せて遡る。

それは「目」だった。

勝利者の歓喜の目ではなく、逆境にある人間の目。


思い至らずに、

遅れて、

逃して、

だけど、その目は力を失っていなかった。


それを感動した、と語る事は難しい。
ファインダーでその視線を見た瞬間のイメージは、今でも全てのシーンが焼きついている。

「指輪物語」の中で、小人が水晶玉の中に魔王サウロンの黄金の目を見た時のように、力や恐怖や圧倒的な圧力で、それは僕の心の深い部分に穿たれている。


心が沈み落ち込む時、僕が見た黄金の目のイメージが、ぼんやり心に登ってくる。

逆境にあり、なにを見ているのか。

見るその先は、
このレースのゴールか?
次のレースか?
次のシーズンか?
自分の人生か?

力を与えてくれるという優しさでもなく、燃やし炊きつける力とも違う。

単純に、純粋に

「ワタシハタタカウ」

「タタカウガユエニ ワタシハソンザイスル」


アスリートの心は僕には分からないが、その時につけたテーマは

“But for struggles, Life would have no meaning.”
(抗わぬ人生に意味はない)


MASAMI MORITA :Presto If You Love Somebody, SET THEM FREE. KANAKO NISHI :The Empress of [Blanc/Noir] But for struggles, Life would have no meaning.

2012年5月21日月曜日

BLOODS


blood/blʌ́d/



血, 血液;活力の源泉;生命;樹液
血気, 激情;気質, 精神状態;適性
血統, 家柄;血縁(lineage);⦅通例the ~⦆(王族などの)高貴な血統, 名門;⦅集合的⦆(家族団体の)成員;〘畜産〙純血種
流血, 殺人(罪)






Spiritであり、Passionであり、Temperであり、Sinであり、lineageである。


アスリートを形容する言葉は多々あれど、
僕は常に

“Blood”

を思い浮かべる。

沸騰する血の中に刻まれた原始の本能と、それを制御しながら流される血。





BLOODS CHISAKO HARIGAI : THE ENGAGE SR-2