アスリートの眼。
トップレベルのアスリートを間近に見たり、会話したり出来るのは、ロードレースの素晴らしいところです。
他の競技と比較出来ないので、あくまで私見ですが、
「トップレベルのコンディションにあるアスリートは、あきらかに眼光が違う」
と思っています。
全体に漂うオーラ、とも言えるのですが、一番端的なのは眼だと思います。
愛三レーシングチームのパーティーで見た綾部選手。
風邪で随分体調が悪かったそうですが、ランカウイでの成績からか、視線を中心に、張り詰めるエネルギーを感じました。
そういう時のオーラはなんなんでしょうね。
単にワイルドな獣の目だけではない。
理性によりコントロールされた野生。
そして結果からくる自信。
共通しているのは、視線に動きが少ない、という事かもしれません。
視界内のオブジェクトを探るのではなく、視界に入れるべきオブジェクトが分かっているかのような視線。
理性と野生のバランスが一番取れた瞬間にだけ出せる眼光なのかもしれません。